


概要
ビジネスの現場の視点の獲得や、現在進行形の社会課題をテーマとした教育を推進するため、上場企業や横浜の地元企業など、多種多様な企業11社をサポーター企業として迎えた社会連携プラットフォーム「K-biz」を構築します。
「K-bizベーシック」や「専門ゼミナール」をはじめとした、経営学部の全ての教育活動をこのプラットフォーム上で展開することにより、ビジネスの理論と実践の融合した「生きた経営学」を学ぶ環境を整えます。
学びのプロセス

アクティブ・
チャレンジ
1年生も参加可能な企画提案コンペK-bizアクティブ・チャレンジ
K-bizアクティブ・チャレンジは、実践的な経営感覚を養うことを目標に2019年に新設されたコンペティションです。学生が個人あるいはチームで参加して企画提案をまとめ、その優劣を競い合います。
- 特徴1)サポーター企業から出題
- その企業の現状(経営に関わる状況や抱える課題)に絡めた実践的な課題が出されます。
- 特徴2)出題企業の担当者の前でプレゼン
- 出題した企業の方の前でプレゼンし、企画・提案に直接コメントやアドバイスを頂く機会があります。そうした経験を通じて現場の視点に立って発想することを学びます。
- 特徴3)経営学部所属であれば参加可能(学年・ゼミ・人数関係なし)
- ゼミの所属に関わらず、経営学部で学ぶ学生ならば誰でも自由に参加・挑戦することができます。
「地元・神奈川に愛される
モスバーガーになるための企画」
最終報告会
K-bizサポーター企業である株式会社モスフードサービスのご協力のもとで第6回K-bizアクティブ・チャレンジ「地元・神奈川に愛されるモスバーガーになるための企画」の最終報告会が、10月28日(金)にフォーサイト302教室とオンラインのハイブリッドで開催されました。第6回K-bizアクティブ・チャレンジは経営学部の学生を対象に実施され、32チーム応募の中から1次審査を通過した17チーム(個人参加も含む)がプレゼンテーションに臨みました。
2020年からの新型コロナウイルス(Covid-19)による外出自粛や時短営業などの行動制限は多くの飲食業界に影響を与えました。「モスバーガー」も例外ではありません。しかし、コロナ禍において飲食業界を支えたのは、いつも利用されるお客様が生活する地域コミュニティでした。そのような状況を踏まえて、「モスバーガー」は地域全体の振興に貢献するようなお店づくりを志向されています。そこで、テーマとなるのは「モスバーガー」の「ローカル・マーケティング」であり、住んでいる・学んでいる神奈川県の地元にある「モスバーガー」が活性化する企画の提案が求められました。
審査員には、本学OBでもある株式会社モスフードサービス執行役員マーケティング本部長の千原一晃様・営業本部第三エリア エリアリーダーの佐藤善行様・モスバーガー金沢八景店・追浜店のオーナーである株式会社ハーモニーフーズの中根慎吾様にご協力いただき、課題適合度、説得力、実現可能性、社会的意義、プレゼンテーションの5項目により審査をいただきました。最終報告会では、学生の視点から地元(神奈川県内に限る)と「モスバーガー」のリレーションシップ構築に向けた企画・提案がなされました。
最優秀賞を受賞した経営学部2年宮崎彩さんは、アルバイトやパートの家族と友人を対象にした「感謝day」を開催し、パートやアルバイトの子供に向け職場体験プログラムの開催とアルバイトの家族・友人を各店舗に招待してのモスバーガーの新商品を食べてもらうインナー向けの活動を外部に広げていくマーケティングアクションの提案をしました。このアイデアは身近なところから、地域へ広げていく気付きという視点が高く評価されました。また、優秀賞を受賞した経営学部2年吉岡良祐さんは、小学生の夏休みの自由研究にとモスバーガーの商品づくりの体験を通じて、日本の食材の魅力、生産者の想い、生産に携わる人たちの仕事を楽しんで学べる企画を提案しました。内容に加えて、熱意が伝わるプレゼンテーションも高く評価されました。その他、シニア世代への集まる場の提供や子育て世代への情報交換の場や仕組みの提案などの社会的な課題解決を目的とする地域マーケティングの多様な角度からの企画のプレゼンテーションがなされました。
最優秀賞を受賞した経営学部2年宮崎彩さんは「「飲食店でのアルバイト経験を踏まえて、店舗スタッフと顧客の双方の視点を活かそうと思いこの企画を考案しました。今回、一人でチャレンジしたので不安な部分もありましたがこのような賞を頂けて率直に嬉しいです。このアクティブ・チャレンジを通して物事を多角的に考える力が身についたと感じています。またの機会にチームとしてチャレンジできたら」と感想を語りました。


審査員の千原一晃様からは「各グループの真剣な眼差しを通じて伝わってきて感動の連続でした」と実際に採用したい企画もあり、社内で検討されるとのコメントをいただきました。
今回は経営学部の2年生個人・グループの活躍が目立ちました。K-bizに期待して経営学部に入学し、参加して成果を残す経験をしてもらえたと思います。アクティブ・チャレンジは1年生から、個人でもグループでも参加することが可能な活動であり、その趣旨が浸透していることが実感されました。

チーム宮崎:代表者 経営学部2年宮崎彩
企画『「感謝day」地域とつながるモスバーガー~スタッフを支える全ての人に感謝の気持ちを~』
企画『秘密教えちゃいます!モスバーガーで自由研究』
(吉岡良祐 単騎:代表者 経営学部2年吉岡良祐)
企画『給食がない横浜市の中学生に楽しいお昼を提供!!』
(松金:代表者 経営学部2年松金優月)
企画『モスバーガー×横浜F・マリノス 勝てばモスがお得に?!応援でつながって熱く盛り上がろう』
(みやさ:代表者 経営学部3年宮田尚幸)
企画『アートで地域を盛り上げよう!モス江ノ島店の「地元カルチャーの発信基地」化プロジェクト』
(しのさんず:代表者 経営学部3年屋宮里菜)
企画『中原区のサードプレイスとしてのモスバーガー』
(MOS chan:代表者 経営学部3年橋端恭佑)
企画『作るから食べるまでモス体験型プロジェクト』
(量より質派のモス応援隊:代表者 経営学部3年藤井菜月)
企画『モスっと(気軽に)集おう~神奈川のモスをシニアの生き甲斐に~』
(はまっこ代表:代表者 経営学部2年岡本杏南)
プロジェクト
01 地産地消!マルシェ開催を通じて地元・三浦半島の魅力を発信!
K-bizマルシェ(with 京浜急行電鉄・京急百貨店)
K-bizマルシェは、2016年から三浦半島の魅力を学生の力で多くの人に紹介したいという思いから始まったプロジェクト。
年に数回、三浦市の高梨農園、横浜市金沢区の忠彦丸海苔などの地元の農園や漁港から野菜や海産物を学生が自ら仕入れ、販売を行います。京急電鉄、京急百貨店、提携先の方々と開催まで何度も打ち合わせを重ねて、アドバイスをもらいながら、京急電鉄上大岡駅改札前の京急百貨店催事スペースでのマルシェ開催まで日々奮闘しています。


02
崎陽軒とコラボして、
新たな横浜名物を開発・
販売する!
K-biz横浜手みやげプロジェクト
関東学院大学、崎陽軒、横浜ウォーカー(KADOKAWA)の3者がコラボして、「横浜の新名物」の創造を目指して進められているプロジェクト。
崎陽軒役員・社員の前でプレゼンテーション、商品開発のプロと打ち合わせを重ねて、「横浜で長く親しまれる、もちっとした食感のお菓子」というテーマの下、本学部の真保ゼミに所属する学生たちが提案した企画案が商品化されました。


03
実際の課題に、学生自らが調査をし、
PR方法を考える!
K-biz advance 三浦市観光PRプロジェクト「三浦へ行こう!」
三浦市への観光客(特にリピーター)を増加させることを目的とし、学生自ら、現地調査や撮影を行い、SNSへの投稿方法やPR方法、活用方法を一緒に考えていく。これまでの取り組みとは少々異なる、より実践的なプロジェクト。各チーム、三浦市の様々な観光地に足を運び、学生の新たな視点でPR方法を考え、プレゼンテーションを実施しました。


セミナー
多様なビジネスの実際を知る機会を
経営学部では、実務の第一線で活躍されている方々から学生が直接話をうかがう機会として「K-bizセミナー」を新入生のオリエンテーションなどの機会に定期的に開催しています。ビジネスの現場を肌で感じて学びにつなげてもらうことがセミナーの趣旨です。サポ―ター企業を中心に、様々な分野の方に講演いただいております。

