


概要
ビジネスの現場の視点の獲得や、現在進行形の社会課題をテーマとした教育を推進するため、上場企業や横浜の地元企業など、多種多様な企業12社をサポーター企業として迎えた社会連携プラットフォーム「K-biz」を構築します。
「K-bizベーシック」や「専門ゼミナール」をはじめとした、経営学部の全ての教育活動をこのプラットフォーム上で展開することにより、ビジネスの理論と実践の融合した「生きた経営学」を学ぶ環境を整えます。
学びのプロセス

アクティブ・
チャレンジ
1年生も参加可能な企画提案コンペK-bizアクティブ・チャレンジ
K-bizアクティブ・チャレンジは、実践的な経営感覚を養うことを目標に2019年に新設されたコンペティションです。学生が個人あるいはチームで参加して企画提案をまとめ、その優劣を競い合います。
- 特徴1)サポーター企業から出題
- その企業の現状(経営に関わる状況や抱える課題)に絡めた実践的な課題が出されます。
- 特徴2)出題企業の担当者の前でプレゼン
- 出題した企業の方の前でプレゼンし、企画・提案に直接コメントやアドバイスを頂く機会があります。そうした経験を通じて現場の視点に立って発想することを学びます。
- 特徴3)経営学部所属であれば参加可能(学年・ゼミ・人数関係なし)
- ゼミの所属に関わらず、経営学部で学ぶ学生ならば誰でも自由に参加・挑戦することができます。
K-bizサポーター企業である神奈川トヨタ自動車株式会社(以下、神奈川トヨタ自動車)のご協力のもとで第10回K-bizアクティブ・チャレンジの最終報告会が、2025年2月10日(月)に関東学院大学横浜・関内キャンパスのテンネー記念ホールで開催されました。第10回K-bizアクティブ・チャレンジは経営学部と理工学部の学生を対象に実施され、38チームの応募の中から1次審査を通過した16チームが最終プレゼンテーションに臨みました。この中にはオープンキャンパスなどで神奈川トヨタ自動車と関係のあった理工学部の友野・堀田研究室も含まれています。
1939年に設立された神奈川トヨタ自動車は「ひとりひとりのモビリティライフを想い笑顔あふれる毎日を創る」を経営理念とし、人とモノと情報を繋げ、日々の生活に豊かさと付加価値を創造する「快適な移動」を叶えるモビリティライフ創造企業を目指しています。
今回のK-bizアクティブ・チャレンジは、「歩く」をアシストする次世代モビリティであるC+walk Tの普及を実現させるという課題に対するソリューションとなる学生らしいマーケティング戦略が求められました。地元企業からのモビリティライフデザインに関わる課題であり、学生にとっては難易度の高い課題であったと思われます。神奈川トヨタ自動車株式会社様のご協力により、横浜・関内と金沢八景キャンパスにおいてC+walk Tの体験試乗会を開催できたことが、より具体性のある提案に結びついたと考えられます。






最終報告会には、神奈川トヨタ自動車から人材開発部部長 原田丈晴様、人材開発部リクルート室 福田弘明様、人材開発部リクルート室 井上竜之介様、渉外広報部 黒澤宏康様に出席を賜り、課題適合度、説得力、実現可能性、社会的意義、プレゼンテーションの5項目により審査をいただきました。
審査員の神奈川トヨタ自動車の黒澤宏康様からは「提案には高齢者に向けた活用案が目立ったが、若年層に向けやバリアフリーなど幅広いC+walk Tの活用案がなされた。16チームの提案はターゲットを絞り込み、さまざまな視点から企画立案されており非常に刺激を受けた」とのコメントをいただきました。
C+walk Tをシニア住宅へ導入し、施設内の移動手段として活用する提案で最優秀賞を受賞した経営学部チーム『すべての「行きたい」を叶える』の笹田明花さん(3年)は「率直に嬉しく思います。短期間でしたが、C+walk Tの活用方法について色々と学ぶ機会になりました。苦労した点はターゲットを単純に高齢者と設定せず、どこまで、C+walk Tの優位性と融合させるかという点でした」と感想を語りました。

神奈川トヨタ自動車 黒澤宏康 氏

最優秀賞を受賞した、経営学部チーム
『すべての「行きたい」を叶える』
K-bizアクティブ・チャレンジは、学生がサポーター企業様の課題に真摯に向き合うことから、その効果が現れます。2025年度も経営学部の学生が実践的に学ぶ、成長する機会として大いに利用してもらえるような課題をサポーター企業様のご協力を得て継続していきます。
チーム名(所属ゼミナール) | 副賞 | |
最優 秀賞 |
経営学部チーム 『すべての「行きたい」を叶える』 | 総合アウトドアショップ「GOOD OPEN AIRS myX」の商品券 チームに対して5万円分を贈呈 |
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優秀賞 | 理工学部チーム 20ミリメートル | 総合アウトドアショップ「GOOD OPEN AIRS myX」の商品券 各チームに対して2万円分を贈呈 |
経営学部チーム えきすぽんぽん | ||
経営学部チーム 松下ゼミチームA | ||
学部 長賞 |
経営学部チーム 松下ONE | 大学よりKGUオリジナルパスケースを贈呈 |
経営学部チーム AKT |


プロジェクト
01 地産地消!マルシェ開催を通じて地元・三浦半島の魅力を発信!
K-bizマルシェ(with 京浜急行電鉄・京急百貨店)
K-bizマルシェは、2016年から三浦半島の魅力を学生の力で多くの人に紹介したいという思いから始まったプロジェクト。
年に数回、三浦市の高梨農園、横浜市金沢区の忠彦丸海苔などの地元の農園や漁港から野菜や海産物を学生が自ら仕入れ、販売を行います。京急電鉄、京急百貨店、提携先の方々と開催まで何度も打ち合わせを重ねて、アドバイスをもらいながら、京急電鉄上大岡駅改札前の京急百貨店催事スペースでのマルシェ開催まで日々奮闘しています。


02
崎陽軒とコラボして、
新たな横浜名物を開発・
販売する!
K-biz横浜手みやげプロジェクト
関東学院大学、崎陽軒、横浜ウォーカー(KADOKAWA)の3者がコラボして、「横浜の新名物」の創造を目指して進められているプロジェクト。
崎陽軒役員・社員の前でプレゼンテーション、商品開発のプロと打ち合わせを重ねて、「横浜で長く親しまれる、もちっとした食感のお菓子」というテーマの下、本学部の真保ゼミに所属する学生たちが提案した企画案が商品化されました。


03
実際の課題に、学生自らが調査をし、
PR方法を考える!
K-biz advance 三浦市観光PRプロジェクト「三浦へ行こう!」
三浦市への観光客(特にリピーター)を増加させることを目的とし、学生自ら、現地調査や撮影を行い、SNSへの投稿方法やPR方法、活用方法を一緒に考えていく。これまでの取り組みとは少々異なる、より実践的なプロジェクト。各チーム、三浦市の様々な観光地に足を運び、学生の新たな視点でPR方法を考え、プレゼンテーションを実施しました。


セミナー
多様なビジネスの実際を知る機会を
経営学部では、実務の第一線で活躍されている方々から学生が直接話をうかがう機会として「K-bizセミナー」を新入生のオリエンテーションなどの機会に定期的に開催しています。ビジネスの現場を肌で感じて学びにつなげてもらうことがセミナーの趣旨です。サポ―ター企業を中心に、様々な分野の方に講演いただいております。

