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【経済経営研究所】プロジェクト「ディスコース分析の方法と課題」第2回講演会

【経済経営研究所】プロジェクト「ディスコース分析の方法と課題」第2回講演会
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みなさま

今年度の経済経営研究所プロジェクト「ディスコース分析の方法と課題」において、次のとおり講演会を開催します。
ご自由に聴講いただけますので、先生方におかれましては、専門領域を問わず、ご参加いただければ幸甚に存じます。

2018年度第2回講演会
日時
: 2018年6月9日(土)11:00~
場所:関東学院大学 金沢八景キャンパス
経済学館 1F ラーニングコモンズ
講演者:鈴木聡子 (DeWitt Wallace Professor of Asian Languages and Cultures, Macalester College, US)
演題
午前:外国人の話す日本語におけるジェンダー表現に関する一考察:先行研究とデータ
午後:外国人の話す日本語におけるジェンダー表現に関する一考察:
文化ナショナリズム、人種、セクシュアリティー 

<簡単なプロフィール>
アメリカ合衆国ミネソタ大学大学院博士。現在、マカレスター大学アジア言語文化学部にて ドゥイット・ウォレス教授(DeWitt Wallace Professor)。日本語と日本社会言語学の授業を教える。編著に Emotive Communication in Japanese (John Benjamins Publishing Company)。論文を The Journal of Pragmatics, Pragmatics, Japanese Language and Literature, Studies in Language Sciences, Linguistics などのジャーナルに発表。現在は、日本における文化ナショナリズムがどのようにメディアで表現されるかについて研究を行う。2018年に “Nationalism and Gender in the Representation of Non-Japanese Characters’ Speech in Contemporary Japanese Novels” (Pragmatics) と “Linguistic Nationalism and Fictional Deception: Metapragmatic Stereotype of Non-Japanese in Japan” (Pragmatics of Japanese: Perspectives on Grammar, Interaction, and Culture) を発表。


以下の文献に目を通してきてください。
論文が入手できない方は、ご連絡いただければお送りいたします。

〈参考文献〉
金水敏 (2003) 『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』東京:岩波書店.
中村桃子 (2007)『<性>と日本語 ことばがつくる女と男』東京:NHK出版会.
依田恵美 (2011)「役割語としての片言日本語―――西洋人キャラクタを中心に」(金水敏編)『役割語研究の展開』pp. 213-248, 東京:くろしお出版.
Miller, Laura. 1995. “Crossing Ethnolinguistic Boundaries: A Preliminary Look at the Gaijin
Tarento in Japan.” In Asian Popular Culture, ed. by John A. Lent, 189-201. Boulder, CO: Westview Press.
Oh, Chuyun. 2017. ““Cinderella” in Reverse: Eroticizing Bodily Labor of Sympathetic Men in K-Pop Practice Dance Video.” In East Asian Men: Masculinity, Sexuality and Desire, edited by
Xiaodong Lin, Chris Haywood, and Mairtin Mac an Ghaill., London: Palgrave Macmillan.
SturtzSreetharan, Cindi. 2004. “Students, Sarariiman (Pl.), and Seniors: Japanese Men’s use of ‘Manly’ Speech Register.” Language in Society 33: 81-108.
SturtzSreetharan, Cindi. 2017. “Language and Masculinity: The Role of Osaka Dialect in Contemporary Ideals of Fatherhood.” Gender and Language 11 (4): 552-574.

経営学部 中村桃子